THE BECAUSE - get out through the back door LP+DOWNLOAD

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東京DEBAUCH MOODの2018年第一弾は、00年代に活動し、現BALLADMENの母体にあたるTHE BECAUSEの2008年作CD、当時もアナログリリースが予定されるも実現されなかったという作品が10年を経てリマスタリング遂にアナログ化。

同じくDEBAUCH MOODからリリースされたBALLADMENと合わせて聴いて、その流れを感じ取ってもおもしろそうな、BALLADMENより無骨にパンクロック然として削り出された楽曲の中にやはりその後のR&Rエッセンスが煌めく全9曲収録。
10年を経て熟成した上質な洋酒の、まだわかく瑞々しいころのような魅力を感じる1枚です。ダウンロードコードと、対訳も載った歌詞インサートつき。


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THE BECAUSEの音楽性は、まさにBALLADMENの前身である事の通り、メンバーが今後歩んでいく遍歴の一つの入口として強く形作られていた。

10年前だからこその尖った曲展開がスリリングに響きながらも、現在の活動でも描かれるスウィートネスなR&Rメロディラインはこの時期から共通してボーカリストのセンスとして存在し、PUB ROCKの多くから後期のTONIE JOYまでもの影響を尖らせつつも、それだけではない音楽的すぎる間が心地よさを孕むギタープレイを軸とし流れる。激しさをコントロールしつつ爆裂すぎるエグいDr、バランスを保つBa、との3点図式にて斬新なR&Rが存在、『疾走感を寸前の所で切り・溜め、その後に爆発させる』かのPOST HARDCORE通過型「非R&R性」との中間にて「強烈な」独自のキレは剥き出され、淡い絶望感を滲ませるリリックと共に、一貫されたコク深いPUNK MUSICとして響いていく。

THE JAM、TELEVISIONの解釈と無意識性。JAWBREAKERなどの90's bandの核のみを解体していこうという試み(当然その他多くの音楽を飲み込みながら)、そして当時の録音環境が合わさり「問題作」としての魔力すらも持ちながら、音盤は淡々と回転がなされていく。そしてラストナンバー、THE MIRACLESのカバー“YOU REALLY GOT A HOLD ON ME”にて〆られていく今作に、現在の、BALLADMENへの経緯が深く感じ取れる。何よりも、個々の音を鳴らす事に関しての精度と貪欲さが当時から常に変わらずにある事が、現在までバンドの根幹が何も変わっていないことを現している。