D-DAY - grape iris LP

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80年代の個性が蠢く東京インディーズシーンの中で清涼剤のような存在感を放ち、近年国内外からの再評価も高まっているボーカリスト川喜多美子率いるD-DAYがチャクラの板倉文を迎え1986年にリリース、Side Bは2枚の7"からの収録にもかかわらず200時間以上スタジオでレコーディングに費やして完成させたアルバムが東京の裏側、サンパウロSUB DISCOSよりオフィシャルリイシュー。
再発にあたり吉河千尋によるライナーと、メンバーによる楽曲制作の裏話的解説も掲載されています。

初期ZELDAのメンバーであった野沢"マル"久仁子も在籍、当時川喜多美子が愛用していたルージュからとったというアルバムタイトルや黄金色に染まる中撮影された裏ジャケ、語弊あるかもですが女性3人/男性2人組という編成など、当時としてはかなり都会的なイメージを持った存在だったのではと想像します。

楽曲も審美的だったりドリーミーだったりする当時の英国ニューウェーブやYOUNG MARBLE GIANTSばりのミニマル・ポストパンクなどなど、上質な海外音楽世界と共鳴するようなサウンドですが、川喜多美子が「好きなことをちょっとだけ背伸びしてやる世界でした」と語るように、あくまでも自然体に(それも自然体にしようと心がけての自然体とは違って)、そしてインディーズの在り方を損なわずに自分たちの思うように組み上げられた全11曲収録。

二つ折りインサートと、四つ折りポスターインサート封入。ちなみにオリジナル盤はピクチャーレコードでした。