Tetsuo Kitagawa - 解放区1984 CD
2,750円
2020年遂に再発されたオリジナルは1980年リリースの幻のVA『都市通信』にも参加していた"螺旋"。79年に結成された螺旋のメンバーで、その後リザード、無限水路、天速などで活動するも音楽活動から離れて靴職人として銀河工房を主宰している北川哲生氏がおよそ30年間の沈黙を破り新作ソロアルバム『解放区1984』を 自らのレーベル、ボーダーゼロからリリース。 「パンクから始まった自分の音楽人生の集大成であり、架空のサウンドトラックアルバム」というコンセプトで揃えられた全11曲60分。 ともに活動した螺旋のベーシストであった楠良寛氏の死をきっかけに制作の気持ちが生まれたという作品。 全編インストで音の感触もいわゆるパンクの激しさはありませんが、日本初期インディーズシーンに関わった北川氏の道のりが汲み取れるような、古代から鳴り続ける地球上の音から現代の機械音、40年前バンド活動時の経験から先頃の香港での民主化運動まで、個人的/社会的出来事を包容しやさしく紡ぎあげたような作品です。 2020年12月8日に逝去した、NON BANDのドラマー玉垣ミツル氏も、3曲ドラムで参加しています。