BIRUSHANAH - 灰ニナルマデ CD
2,700円
ライブハウスHOKAGEのサノ氏やSLEEPCITY、EX-C、ex-MASTERPEACEのモックンらによる3人組、ちょうど今日8月16日にEURO TOURから帰ってきて、そのまま根城とする心斎橋HOKAGEにて今夜ワンマンライブを行うというビルシャナの2018年ニューアルバム、デジパックにて自主リリース。 凛と歌い上げる日本語ボーカルに、メタルパーカッションとドラムのリズムが大胆かつ精巧に、ビルシャナ独特の曼荼羅世界を構築する全6曲41分。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 荒涼とした大地に鳴り響く重低音ドゥームスラッジリフとプログレッシブなリズムアプローチ、暗黒の亜細亜〜極東の香りが立ちこめる唯一の弦楽器ギター、密教的音響ともはやメロディ楽器と思わせるかのような変音階ストロークでストイックかつトライバルに撃ち鳴らされる低音と地獄の祭囃子を想起させる金物の連打を繰り出すメタルパーカッション、同じくトライバルかつ情熱的で野性味溢れるビートアレンジと推進力、無慈悲に振り下ろされる鈍器のようなグルーブとフリージャズ的景色の解体までを提示するドラム、薄き今生を嘆く尺八と情念に燃える魂を軋むメロディーに吹き込む不気味なまでに朗々としたヴォーカルとロマンが輝く血みどろの歌詞、それらが混然一体となり宇宙を回転する曼荼羅の如く押し寄せる挑戦作。 録音は前作に引き続きPALMのギタリストであるAkira Inada氏で、PALM、SWARRRM、GARADAMA、GRUESOME等、様々なハードコア〜エクストリームミュージックを手掛けた感性と手腕によりアヴァンギャルドで膨大な情報量の今作をキャッチーかつ現代のロック作品としての先端を提示する事に成功している。 アートワークも同じく前作前々作に引き続きex,CAVO、現在刺青師として活動中のYONARTE(YONARTE TATTOO)によるものでダークで禍々しくも力強い生命力に溢れる絵でありながら歌詞と音楽の世界観とリンクしつつ作品のテーマを更に深めるものとなっている。 今作はバンド自身が運営する自主レーベルREIHO(霊峰)MUSICの第一弾作品。(infoより)