ジェン・ペリー - ザ・レインコーツ 普通の女たちの静かなポスト・パンク革命 BOOK
2,530円
1979年のロンドンにて4人の女性により結成、SLITSの初期メンバーでもあったPalmoliveも在籍した、そして傑作1st LPをはじめROUGH TRADEから音源をリリースしていたUK POST PUNK、ザ・レインコーツ。その革命的なデビューアルバムとメンバーの生い立ち、思想について『ピッチフォーク』の編集者が愛を込めて描く1冊。 2017年に刊行された書籍が2021年、日本語版としてリリースされました。 ジェン・ペリー(著) 坂本麻里子(訳) 全256ページ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + ザ・レインコーツのファンも ポスト・パンク・ファンも ラフトレードのファンも必読の書で、 あなたの人生観を変えるかもしれない名著です いま日本でようやく公開される1979年ロンドンのアナーキー&フェミニズムの世界へようこそ。ジョン・ライドンもカート・コベインも愛した奇跡のバンド、その革命的なデビュー・アルバムとメンバーの生い立ちからそれぞれの歌詞や彼女たちの思想について、『ピッチフォーク』の編集者がみごとな筆致で描く。 1979年、ロンドンで結成された女性4人組のバンド、ザ・レインコーツ。そのデビュー・アルバムは、新しい文化潮流の重要起点になったという意味において、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファーストやセックス・ピストルズの『勝手にしやがれ!!』などと同じ類いの作品であると21世紀の現代であれば言えるだろう。 この家父長制的な社会において、長いあいだ不当な扱いを受けながら、その後の多くの女性音楽家たちを勇気づけたそのバンドの名作の背景が、いまここに明かされる。 舞台は1979年のロンドン、拠点となったのは、マルクス主義とフェミニズム思想の影響をもってオープンしたレコード店〈ラフトレード〉。 店が立ち上げたレーベルからデビューしたザ・レインコーツは、当時ジョン・ライドンがもっとも評価したバンドだった。のちにカート・コベインがそのレコードを買うためにメンバーが働いていたアンティック・ショップにまで足を運ぶほどの熱烈なファンだったことでも知られる。 『ザ・レインコーツ』はポスト・パンク・ファン待望の一冊であり、いまだ家父長制的な文化が優位なままの日本の未来のためにも、まさにいま読むべき一冊だ。最高の読後感が待っています。 * * * * * * * * * * * * 目次 収録曲 Tracklist 序文 Preface 1 One 2 Two 3 Three 4 Four 結びに Epilogue 謝辞 Acknowledgments 引用・参照資料 Works Cited 索引 編者による補足