SEX VIRGIN KILLER - the lights will fall (2nd PRESS) TAPE
1,980円
オリジナルメンバーLilii Marを中心に、新体制で数年前から活動を再開したセックスヴァージンキラー、今回の新作もTAPEフォーマットにて2023年限定数リリースされました。 新曲"The lights will fall"と、既発曲"Devil"のNew Mix(Mixed by Atsuo from Boris)、そしてなんとURBAN DANCE成田忍氏による"The Lights will fall"のリミックストラック含む全4トラック収録のプロコピーTAPE仕様です。 初回100本がバンド直販中心に即完売、ジャケ写真を変更した2ndプレス100本バージョンで少し入荷しました。 -収録曲- 1. The lights will fall 2. Devil (Mixed by Atsuo from Boris) 3. The lights will fall (Shinobu Narita Remix) 4. The lights will fall (Dark Side Mix) Sex Virgin Killer: Lilii Mar a.k.a masa - Vocals, Guitars & Electronics Aisha - Vocals Supporting Members: Knk - Bass Hammer - Drums, Percussion & Electronics + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + 2018年に一度は活動を停止したものの、2021年に首謀者・Lilii Mar aka masa(vo, g, electronics)を中心としてAisha(vo | IGNITION BLOCK M)、Knk(b | MOONSCAPE)、Hammer(dr | †13th MOON†)というラインナップで突如カムバックを果たし、グループの名称を含むかつての異形を受け継ぎながらも全く新しい姿となってわたしたちを驚かせたSex Virgin Killer。EP『The lights will fall』は、その新生1stイヤーで披露した様々な側面を内包しつつ、その先を見せるような意欲作となっている。 1980sメタルコア、ヴィジュアル・メタルの失われた感覚を俯瞰した視点で捉えた上でコンテンポラリーなパンクとして昇華した旧SVKの骨子を本質的に拡張させ、ハードコア・パンク・グループとしてのルーツ回帰と取れるロウなアグレッションを投入しつつもポジティヴ・パンク、ゴシック / デスロック、ホラー・パンクなどのムードを貪欲に纏い、Aishaのイーヴルかつ妖艶なヴォーカル、Knk、Hammerによる的確な解釈とプレイ、かねてよりmasaが大切に扱うメロディが相まって形容し難いパンクロックを作り上げてきた新SVK。初期DEAD CAN DANCEやポストパンクとしてのV系を思わせるタイトル・トラック「The lights will fall」は、その集大成と言っても差し支えない楽曲ではなかろうか。Aishaによるイノセントな歌唱も特筆すべきで、これまでにないSVK像のトレードマークとなりそうな印象だ。しかしながら、続けて収録されている新SVKデビュー曲「Devil」(Boris・Atsuoによるニュー・ミックスとなっている)を聴けば、同一線上に置かれたSVKのスタイルであることが一瞬で理解できるだろう。 そして本作を象徴するトラックとなるのが成田 忍による「The lights will fall」のリミックスだ。SPECIMENからMidge Ureまでフォローするような変貌を遂げながらも、完全にSVKの楽曲として受け止められる状況は、成田でなくては作れないだろう。URBAN DANCEはもちろん、過去に成田が手がけてきたD'ERLANGER、D'espairsRay、PIERROT等のファンにも響くのではないだろうか。 久保田千史 (AVE | CORNER PRINTING)