MARAUDEUR - puissance 4 LP

販売価格

2,800円

2021年にMANGELからLPを出していたDOUBLE JOBのメンバーらによるドイツ・ライプツィヒ拠点のGIRLS POST PUNK。もともと2021年に自主リリースされたアルバムの、翌年アメリカFEEL IT RECORDSからの別バージョンです。

英語、ドイツ語、フランス語によるボーカルで、DOUBLE JOBでもそうでしたが、紙の厚さほどの繊細さというか謙虚さとともに紡がれたPOST PUNK全9曲収録。
同時入荷したレーベルMINI DISTRO LABEL RECORDSのオーナーが1枚だけ持ってきたので、とりあえず今回は1枚だけです。









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私にとって、『Puissance 4』の9曲のユニークな曲は、完全にSFだ。一秒一秒の間に、さまざまな世界への視界が開けてくる。ベース、シンセ、ドラムの力強い一体感によって、見慣れたイメージが思いがけない風景へと姿を変えていく。
もしこれがシャトルだったら、さまざまな曲のヴォーカルに導かれ、混雑したスーパーマーケット、車の往来、広いビーチ、パラレル・ワールドへの光り輝くポータルなど、音の通りを行ったり来たりするだろう。
アルバムの最後には、シンセサイザーがまるで強風のように、奇妙な外界から吹いてくる。それは「やっと家を出た」後の私を見つめている。暗闇の中に何が隠されているのか知りたくて、私はヴォーカルを追って夜のさまざまなレイヤーを通り抜ける。
一瞬、この音の宇宙が閉じてしまうのではないかと思った。最後の曲 "cest cache "で、レコードを聴きながら夢見ていた物語が終わるかのように。しかしそうではない。実はこの曲は、私がこれから足を踏み入れようとしている別の世界の始まりなのだ。