DEBACLE PATH - 別冊 Vol.2 特集:ハードコア・パンクの読書 ZINE
550円
再入荷! 色々あり(詳細は編集後記に)約4年ぶりとなった、Gray Window Pressからの不定期刊誌、DEBACLE PATH 2024年新号! 今回は別冊扱いでA5サイズ/中綴じ冊子の全56ページ。 「ハードコア・パンクの読書」として、今年出版されたパンク本をトピックにした座談会を27000字と、全体の半分近いボリュームで掲載。学術的アプローチで綴られた書籍を「経験の音楽」として現場の人間(かつ長年読書も続けている方々)側から検証されています。 その他Gray Window Press鈴木氏やEL ZINE山路氏らによる書評コーナーや「ハードコア・パンクの歌詞を読む」の Amebix についての新しい記事と、スウェーデンにおけるパンクとアナキズムの邂逅をスウェーデンの社会学者が論じたエッセイを翻訳掲載。 -------------------- 内容 ◆パンク本座談会―「現場」からの『パンクの系譜学』批判を中心に パンクと読書/『教養としてのパンク・ロック』を読む/プロテスト・ミュージックはパンクだけではない/『パンクの系譜学』を読む/『パンクの系譜学』で書かれない「パンク」/「Punk 展」に関連して/パンクは清く正しく美しいのか/日本の「ポリティカル・パンク」には興味がない?/名前の呼び方、表記ゆれ、内容の誤り/Crass の影響の“なさ”/二種類の「パンク学者」について/ハードコア・パンクとフィクションの関係 ・座談会参加者:久保景(Deformed Existence)、黒杉研而(Deformed Existence)、Closh(Wetnap)、Terroreye (Kaltbruching Acideath)、鈴木智士(Gray Window Press) ◆書評 『ナース・ウィズ・ウーンド評伝 パンク育ちのシュルレアリスト・ミュージック』平山悠著/久保景(Deformed Existence) 『現代手芸考—ものづくりの意味を問い直す』上羽陽子、山崎明子編/楠間あゆ 『蠅男』海野十三著/山路健二(EL ZINE) 『サッカーと愛国』清義明著/鈴木智士 ◆続・ハードコア・パンクの歌詞を読む Amebix/Belief /黒杉研而(Deformed Existence) ―Amebix の歌詞から、首謀者バロンの Tau Cross アルバムお蔵入り事件における「変節」を考える ◆読み物 スウェーデンでアナキズムとパンクが出会ったとき/マルクス・ルンドストロム ―創刊 100 年を超えるアナキスト紙「Brand」を元に、Ebba Grön, MOB 47, Anti-Cimex などのバンドとスウェーデンのアナキズムの関係を論じたエッセイ