BURST CITY TIMES - No.41 ZINE

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最近は普通におじゃれなモード系ファッションで登場することも多くなった神戸在住オレッち氏による"個ZINE"、『BCT ZINE』の2025年初リリースのVol.42、当店にも納品していただきました!
今号の主なテーマは、氏のなかでマイブームだというカセットテープとMIXテープ。

オレッちとカセットテープとの馴れ初めにはじまり、MIXテープ文化(それも店頭で販売されるものではなく、1本作って友人に聴かせるようなもの)などについて、氏の思い出も交えて、極私的に綴られた内容。

読んでるうちに思ったのですが、オレッち氏が長年続けている、自分が好きな事や思うことを商業ベース無視して1冊にまとめるファンジン制作という行為と、自分が好きな曲や相手が好きそうな曲をあれこれまとめて1本のテープにまとめる行為には根底に通ずるものがあって、それがオレッち氏にとってのMIXテープ最大の魅力なんじゃないでしょうか。

全12ページの今号の冒頭は「何かを好きになること」と題されたイントロ的文章が載っていて、そこからオレッち氏が神戸から大阪行きの電車の中でMIXテープを再生する場面にはじまり話が展開していき、最後のページでは大阪から神戸への帰りの電車の中でMIXテープを聴きながら、より大きな視野で人生に想いを馳せていく。
意図してか意図せずか、この文章の流れ自体がどこかMIXテープ的であることも興味深い1冊。

人生とは自分と誰かを繋ぐ1本のMIXテープである。第42号、必読です。