ROLLTREPPE - es gert bergab MLP
3,300円
同時入荷のAUTORと同じくオーストリア・ウィーンを拠点とするバンドの2024年11月ころリリースの5曲入りミニアルバム。こちらも地元のCONTERGAN PUNKから。 Robert Collins (WxHxN?、CONQUEST FOR DEATH etc)によるテキストも引用しておきますが、RAKTAとWHITE LUNGの融合なんて例えられるように有機的なリズムと空気の躍動と、冷たくキラーでスリリングなパンクロックがマーブルを描くような全5曲収録で、AUTORと同様に、現行のベルリンPOST PUNKから、BELGRADOやRAKTA、ベイエリアのCRIMSON SCARLET等々にピンと来る方にもおすすめです。カラービニール仕様。 Es geht bergab by Rolltreppe Es geht bergab by Rolltreppe + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + オープニング・トラックから、私は10年前に引き戻される。「Kranke Welt "は、2010年代半ばのRAKTAとWHITE LUNGのコラボレーションのように感じられるし(ベース・リックは偶然に、あるいは露骨に前者から借用したものだ)、ROLLTREPPEが放つ全体的なエネルギーは、80年代の東欧圏パンクを支配していた荒涼とした冷たいダンスの熱狂であり、その比較から想起されるエネルギーと激しさのすべて、そしてそれ以上のものだ。リズムセクション主導のハイエナジーパンクで、ギターは独自の旅をし、ヴォーカルは全神経を集中させる。私は好奇心旺盛なので(そして徹底しているので)、彼らの2020年のリリースをもう一度チェックしてみたのだが、その進歩ぶりを見ていると、次に何が出てくるのか本当に待ち遠しくなる。素晴らしい。