THE GOZZ. - demo tracks 1992-1995 CDR

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1,300円

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UK PRIVATE SCANDAL 2024夏リリース!
「カルトな千葉パンクバンドのディスコグラフィーだ!」とはレーベル談で、なじみのない人間からすればP.SCANDALリイシューはどの作品もカルトなんですが、千葉県柏市のおとなり茨城県取手市で結成されたバンドの3本のTAPEをまとめた全21曲1時間越えのプロコピーCDRです。

92年、93年、95年の3本のTAPE作品をまとめて収録。当時どれくらいの年齢だったのか不明ですが、がきんちょPUNKって感じのバンド初期1st TAPE、曲調にも幅が広がって当時を知るものには一番なじみ深いという2nd TAPE、そして解散直前、ガチャついた音質もあいまってハードエッジな95年3rd TAPEと、細かな違いはあれど千葉パンクを感じることのできるナイス編集盤になってます。





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80年代中期から千葉で活動していたハードコアバンドを「千葉ハードコア」、90年代初頭から千葉で活動していたチャラいパンクバンドを「千葉パンク」だとして。

UK在住のコナーによるレーベルprivate scandalのおかげで、「千葉パンク」という言葉もだいぶ世の中に浸透した訳ですが、実際に千葉出身で千葉で活動していたパンクバンドはあまり多くはない。

千葉出身ではないが、千葉のライブハウスにも定期的に出演していた、又は千葉に縁があったために「千葉パンク」と表現されるバンドも多々ある。

今回、private scandalからリリースされるThe GOZZはまさにそれで、彼らは90年代初頭に茨城県取手市で結成されたのだが、遊び場が隣町である千葉の柏だったため、当時はTHE DOLT (SCREAMING NOISEの前身的バンド)と共に「柏パンク」と呼ばれていた。

そのため、当時も今も「柏なら一応千葉パンクか…」という解釈で「千葉パンク」だと思われている「取手パンク」だ。

結成当初は柏や本八幡のライブハウスに出演していたが、93年頃から都内のライブハウスにも出演する様になり、いわゆる初期パンのシーンの中で神奈川のCHOP、千葉のthe C&Cと共に最年少組のバンドとして活動し、95年に解散。

余談ではあるが、The GOZZはメンバー全員ルックスが良く、ボーカルのYagiは地獄の王子様の様な雰囲気で女子に大変人気があり、当時の俺はくちびるを噛み締める思いだった。

そんな彼らが、92年から95年に発表した3本のデモテープをリマスタリング・完全収録したのが今作品だ。

1stデモは、結成間もない頃の音源であるため、稚拙な部分も多々あるが、彼ら独自のオリエンタルな雰囲気を既に感じさせる。

2ndデモは、精力的に活動を始めた頃の作品とあって、当時のGOZZを知る者としては「これぞGOZZ」といったナンバーが勢揃い。

3rdデモは解散間際にセルフレコーディングされ、販売本数はごく僅かだったと思われる幻の音源である。
こちらは、独自のオリエンタル感はだいぶ薄れ、もはや初期パンというカテゴリーには収まらないジャンクなメニューとなっている。

俺がprivate scandalからリリースされる(された)作品に関わるのは自身のバンド(the Mr)を含め、3回目になるが。今回の制作は過去最大に難題が多く、制作中止の可能性もありましたが、なんとか奇跡的にリリースする事ができました。

是非この機会に、取手パンク・The GOZZの軌跡をお手元に。

Gozz Bless You!

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